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元入金とは?個人事業主の資本金との違いを解説

元入金とは 個人事業主 仕訳

「元入金」という科目の意味がわからず、決算書を作成する手が止まっていませんか?青色申告決算書や収支内訳書の貸借対照表には、法人の決算書にはない「元入金」という項目があります。この記事では、元入金の意味と資本金との違い、期首・期末での扱い方を整理しました。

本記事はアフィリエイト広告を含みます。

- この記事でわかること -

  • 元入金の意味と、資本金との違い
  • 期首・期末で元入金がどのように変わるか
  • 元入金の仕訳例
  • 元入金を記帳するときの注意点
元入金とは

元入金とは、個人事業主が事業のために元手として投入した資金を表す勘定科目のことです。青色申告決算書や収支内訳書の貸借対照表において、法人の資本金にあたる位置づけで使われます。開業時に事業用の口座へ入金した金額や、それ以降に事業へ追加した自己資金の累計が、元入金として計上される仕組みです。

資本金との違い

元入金と資本金は、どちらも事業の元手となる資金という点は共通していますが、性質にはいくつか違いがあります。

  • 資本金は損益の影響を受けず金額が固定されるのに対し、元入金は毎年の利益や損失に応じて変動します
  • 元入金は赤字が続くとマイナスになる場合がありますが、資本金がマイナスになることはありません
  • 資本金は会社設立時に用意する必要がありますが、元入金には最低金額の決まりがありません

元入金は資本金と異なり、毎期の損益に応じて金額が変動する勘定科目です。

期首・期末での元入金の扱い

元入金は期中に変動することはなく、決算のタイミングでまとめて計算し直します。翌期首の元入金は、次の手順で求めます。

1
前期末の元入金を基準にする
2
事業主借を足し、事業主貸を差し引く
3
当期純利益を加える(赤字の場合は差し引く)

期首の元入金=前期末の元入金+事業主借-事業主貸+当期純利益

例)前期末の元入金が500万円、事業主借が50万円、事業主貸が100万円、当期純利益が200万円だった場合、翌期首の元入金は650万円になります。

期首の元入金は「前期末の元入金+事業主借-事業主貸+当期純利益」で計算します。

元入金の仕訳例

元入金が実際にどのように仕訳されるか、開業時と決算時の例で確認しましょう。

この記事では、わたしが普段使っている仕訳パターンを例にご紹介しています。ご自身の状況に合っているかどうかは、お近くの税務署もしくは税理士さんに相談してみてくださいね!

借方金額貸方金額摘要
普通預金300,000円元入金300,000円事業用口座への開業資金入金
借方金額貸方金額摘要
損益2,000,000円元入金2,000,000円当期純利益の元入金への振替
注意点
  • 元入金そのものを直接仕訳で操作する場面は少なく、事業主貸・事業主借を正しく記帳することが元入金を合わせる近道です
  • 元入金がマイナスの状態が続くと、融資審査などで事業の資金繰りを不安視されることがあります
  • 開業した年は前期の元入金がないため、開業時に入金した金額がそのまま元入金の初期値になります

元入金を正しく合わせるには、事業主貸・事業主借の記帳を毎回きちんと行うことが欠かせません。

まとめ

元入金は、個人事業主が事業のために投じた資金を表す、法人の資本金にあたる勘定科目です。資本金と違い、事業主貸・事業主借や当期の損益に応じて毎年金額が変わる点が大きな特徴です。期首の元入金は「前期末の元入金+事業主借-事業主貸+当期純利益」で計算し、決算のたびに正しく振り替えていきましょう。

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