ココナラで記事を納品して、売上が発生した!でも、画面に出ている金額は、販売価格より少なくなっている…?
手数料が引かれたあとの金額を、そのまま売上として帳簿に書いていいの? 振込申請のときにも手数料が引かれることがあるけれど、あれはどこに入れるの?
この記事では、ココナラの報酬を「売上高の総額計上+支払手数料」で整理する流れを、そのまま転記できる仕訳例つきでまとめました。
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- ココナラの報酬を売上にするときの基本の考え方
- サービス手数料22%と振込手数料のちがい
- 取引完了時・振込時の仕訳(売掛金/売上高/支払手数料)
- 振込手数料がかからない条件
- 見落としやすい注意点(購入者の手数料・申請期限・源泉徴収)
ココナラの報酬は、販売価格の全額を「売上高」に入れ、差し引かれた手数料を「支払手数料」に入れる形で記帳します。
ココナラでは、取引が完了すると、販売価格から手数料が引かれた金額が「売上金」として計上されます。画面に出てくるのは手数料を引いたあとの金額ですが、帳簿には引く前の金額から書きます。
お金の流れは、次の3ステップです。
取引が完了して、売上金に計上される
トークルームが完了すると、販売価格から販売手数料22%が引かれた金額が売上金になります。
売上金を銀行口座へ振込申請する
毎週月曜〜日曜に申請した分は、翌週木曜日中に振り込まれます。
口座に入金される
売上金額が3,000円未満のときだけ、振込手数料160円が引かれます。3,000円以上なら無料です。
この3ステップを仕訳にすると、次のとおりです。
| タイミング | 借方(左側) | 貸方(右側) |
|---|---|---|
| 取引完了時(売上金に計上) | 売掛金・支払手数料 | 売上高 |
| 振込時(3,000円以上) | 普通預金 | 売掛金 |
| 振込時(3,000円未満) | 普通預金・支払手数料 | 売掛金 |
「売掛金」は、ココナラから受け取る予定のお金を置いておく科目です。売上金は、まだ口座に入っていない「あとで受け取るお金」なので、振込が終わるまでは売掛金として帳簿に残します。
科目名は、途中で変えずに使い続けるのが大切です。
売上と手数料は、別々に記録するのが会計の基本だからです。収益と費用は相殺せず、それぞれ総額で記録します。手数料はココナラに支払った費用なので、差し引いたあとの金額だけを書くと、売上も費用も実際より小さく見えてしまいます。
たとえば5,000円で売れたのに、帳簿に3,900円と書いたとします。売上が1,100円分少なくなり、確定申告で出す売上の金額も、実際の取引とずれてしまいます。
報酬から手数料が引かれて振り込まれる流れは、クラウドソーシングでも同じです。
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- 販売手数料は22%(税込)です。内訳は、手数料20%に消費税10%を足した額(20%×1.1)です。
- 手数料がかかるのは、サービス価格・有料オプション・おひねり(追加支払い)です。
- 手数料の額は、小数点第一位を四捨五入して計算されます。
この記事の仕訳例は、テキストサービス(手数料22%)を前提にしています。ビデオチャットサービスは27.5%、電話相談サービスは別の手数料です。
購入者がサービスを買うときは、サービス価格とは別に「サービス手数料」(購入金額の5.5%・税込)がかかります。これは購入者が負担するお金で、出品者の帳簿には出てきません。販売時の手数料の計算対象にも、含まれていません。
売上を入れる日は、基本的に納品が完了した日です。ココナラでは、取引が完了して売上金に計上された日が目安になります。現金主義の特例を使っている場合は、考え方が変わります。
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この記事では、一般的な仕訳パターンを例にご紹介しています。ご自身の状況に合っているかどうかは、お近くの税務署もしくは税理士さんに相談してみてくださいね!
以下は、免税事業者・源泉徴収なし・テキストサービス(手数料22%)の前提です。
手数料は、取引完了のときにすでに差し引かれています。振込手数料が出てくるのは、売上金が3,000円未満のときだけです。
仕訳例 015,000円の記事作成サービスが売れて、取引が完了した場合です。販売手数料は5,000円×22%で1,100円。売上金として計上されるのは3,900円です。
| 借方(左側) | 金額 | 貸方(右側) | 金額 | 摘要(メモ欄) |
|---|---|---|---|---|
| 売掛金 | 3,900円 | 売上高 | 5,000円 | ココナラ ○○記事作成 販売額5,000円(○/○) |
| 支払手数料 | 1,100円 | ― | ― | ココナラ販売手数料22%(○/○) |
仕訳例01の売上金3,900円を、銀行口座へ振込申請した場合です。3,000円以上なので、振込手数料はかかりません。
| 借方(左側) | 金額 | 貸方(右側) | 金額 | 摘要(メモ欄) |
|---|---|---|---|---|
| 普通預金 | 3,900円 | 売掛金 | 3,900円 | ココナラ売上金 振込(○/○) |
3,000円の記事作成サービスが売れた場合です。販売手数料は660円で、売上金は2,340円になります。取引完了時の仕訳は、仕訳例01と同じ形です。
この2,340円だけを振込申請すると、3,000円未満なので、振込手数料160円が引かれて2,180円が入金されます。
| 借方(左側) | 金額 | 貸方(右側) | 金額 | 摘要(メモ欄) |
|---|---|---|---|---|
| 普通預金 | 2,180円 | 売掛金 | 2,340円 | ココナラ売上金 振込(○/○) |
| 支払手数料 | 160円 | ― | ― | ココナラ振込手数料(○/○) |
仕訳例01の3,900円と、仕訳例03の2,340円を、まとめて振込申請した場合です。申請した時点で計上されている売上が、まとめて振り込まれます。合計6,240円は3,000円以上なので、振込手数料はかかりません。
| 借方(左側) | 金額 | 貸方(右側) | 金額 | 摘要(メモ欄) |
|---|---|---|---|---|
| 普通預金 | 6,240円 | 売掛金 | 6,240円 | ココナラ売上金 2件分 振込(○/○) |
売上金は、銀行振込のほかに、ポイント交換でも受け取れます。売上は取引完了のときに計上しているので、受け取り方が変わっても売上の日付は変わりません。ポイントそのものの扱いは、こちらで整理しています。
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手数料を引く前の金額で売上を書いて、手数料は別の行に書く。この作業が、取引が増えるほど面倒になります。簿記の知識がなくても、画面の質問に答えていくだけで仕訳が作られる会計ソフトなら、入力の手間と、科目で迷う時間を減らせます。
ヘルプには、売上金額が3,000円未満なら160円、3,000円以上なら無料と書かれています。少額をこまめに申請するより、ある程度たまってからまとめて申請するほうが、手数料の記録も手間も少なくなります。
期限までに申請しないと、登録している銀行口座へ自動的に振り込まれます。銀行口座の登録や本人確認が済んでいないと、振り込めずに失効してしまうので、早めに済ませておきましょう。自動で振り込まれた場合も、仕訳は「普通預金/売掛金」で同じです。
追加で払われた有料オプションやおひねりにも、同じ22%の手数料がかかります。売上は、追加分も含めて総額で記録します。
手数料は小数点第一位を四捨五入して計算されるため、自分で計算した金額と1円ずれることがあります。金額は、ココナラの「売上管理・振込申請」画面にある売上履歴の数字をそのまま使うと、ずれが起きません。履歴は、あとから見返せるように、作品名や販売額を摘要欄にも残しておくと安心です。
法人機能の源泉徴収機能を使った取引では、決済される「提案額」とは別に「源泉徴収税額」が計算されます(総契約額=提案額+源泉徴収税額)。この記事の仕訳例には、含めていません。該当する取引があるときは、税務署か税理士さんに確認してください。
22%の手数料には、消費税10%が含まれています。免税事業者の方は、消費税の計算自体がありません。課税事業者やインボイス登録をしている方は、売上や手数料の消費税の区分が絡むので、税務署や税理士さんに確認しておくと安心です。
外貨で報酬を受け取る海外クライアントとの取引は、為替の処理が加わります。
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ココナラのほかに、ランサーズなどでも報酬を受け取っている場合は、サービスごとに売上と手数料を分けて記録すると、あとで見返しやすくなります。
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- 売上高は、手数料を引く前の販売価格の総額で記録する
- 取引完了時:売掛金・支払手数料/売上高
- 振込時:普通預金/売掛金(売上金が3,000円未満なら、振込手数料160円を支払手数料に)
- 振込手数料は、売上金が3,000円以上なら無料
- 購入者が払う5.5%のサービス手数料は、帳簿に出てこない
売上は総額、手数料は費用。この2つを分けて記録すれば、ココナラの報酬は迷わず仕訳できます。
※本記事では、2026年10月時点のココナラ公式ヘルプをもとに、一般的な情報をまとめています。手数料や振込の条件は変更されることがあるため、最新の内容は公式ヘルプでご確認ください。
この記事では、一般的な仕訳パターンを例にご紹介しています。ご自身の状況に合っているかどうかは、お近くの税務署もしくは税理士さんに相談してみてくださいね!
参考:ココナラヘルプ 販売時の手数料について/売上金の受け取り方法
会計ソフトは年会費がかかるのがデメリットですが、手書きの帳簿に比べて格段に手軽です。パソコン・スマホ・マイナンバーカードがあれば、家から一歩も出ずに確定申告まで進められます。
簿記の知識がなくても、画面の質問に答えていくだけで仕訳ができあがるのが、freee会計です。ココナラの売上と手数料も、迷わず記帳しやすくなります。
もし簿記の知識があるなら、マネーフォワード クラウド会計の方がおすすめです。日商簿記2級のわたしはマネフォの方が使いやすいので、今も愛用中です。半月に1度まとめて入力することで、記帳の手間と心理的な負担を減らしています。
仕訳や消費税の扱いが合っているか確認したいときは、自分に合う税理士さんを紹介してもらえるサービスが相談の入口になります。確定申告まで、まるごと任せたい場合にも向いています。
記帳の入力そのものを外に任せたいなら、記帳代行サービスという選択肢もあります。本業や育児に使う時間を確保しやすくなります。

