フリーランスとして働き始めたものの、自分名義のクレジットカードがない。仕事の支払いに、夫のカードや家族カードを使ってしまった。そんなとき「帳簿にどう書けばいいのか?」「そもそも経費にしていいのか?」と判断に迷いますよね。
この記事では、家族(夫など)のクレジットカードで経費を払ったときの仕訳と、あとから困らない記録の残し方を整理しました。
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- 夫(家族)のカードで経費を払ったときの仕訳
- カードの名義が家族でも経費になる考え方
- そのまま転記できる仕訳パターン(摘要欄つき)
- 明細・領収書の残し方
- 二重計上など、迷いやすい注意点
借方は支出に合った経費の勘定科目、貸方は「事業主借」で仕訳します。
たとえば、仕事用の講座を夫のカードで払ったなら、(借)研修費/(貸)事業主借です。
経費にできるかどうかは、カードの名義ではなく、事業のための支出かどうかで判断します。名義が家族でも、中身が事業の支出なら経費にできるのが一般的です。あとから説明できるよう、明細やレシートは残しておきましょう。
仕訳する日は、カードを使った日です。夫の口座から引き落とされる日の仕訳は、事業のお金が動かないので入力しません。
- 夫のカードで経費を払った:(借)経費の科目/(貸)事業主借
- 事業用口座から夫に精算した:(借)事業主借/(貸)普通預金
- 夫の口座からの引き落とし日:仕訳は不要
仕訳の貸方には、お金の出どころを書きます。
夫のカードで払った場合、事業用口座のお金は減っていません。出どころは事業の外、つまりプライベートのお金です。だから事業の外から出たお金を表す「事業主借」を使います。
自分名義の個人カードで事業の経費を払ったときも、貸方は事業主借です。夫のカードも、事業のお金で払っていない点は同じです。生計を一にしている家族のカードなら、事業主借でまとめる処理が一般的に使われています。
精算するかどうかは、ご家庭の状況しだいです。帳簿には、実際にお金が動いたときだけ記録します。事業用口座から夫に返したなら、事業主借を減らす仕訳を入れます(パターン04で紹介します)。
勘定科目・金額・摘要欄(メモ)まで、そのまま転記できる形にしました。日付は、カードを使った日にそろえます。
※ この記事では、一般的によく使われている仕訳パターンを例にご紹介しています。ご自身の状況に合っているかどうかは、お近くの税務署もしくは税理士さんに相談してみてくださいね!
仕事用のオンライン講座の受講料33,000円を、夫のカードで払った
| 借方(左側) | 金額 | 貸方(右側) | 金額 | 摘要(メモ欄) |
|---|---|---|---|---|
| 研修費 | 33,000円 | 事業主借 | 33,000円 | オンライン講座受講料(夫カード払い) |
canva Proの年額プラン12,000円を、夫のカードで払った
| 借方(左側) | 金額 | 貸方(右側) | 金額 | 摘要(メモ欄) |
|---|---|---|---|---|
| 通信費 | 12,000円 | 事業主借 | 12,000円 | canva pro年間利用料(夫カード払い) |
ChatGPT Plusの月額利用料3,000円を、夫のカードで払った
| 借方(左側) | 金額 | 貸方(右側) | 金額 | 摘要(メモ欄) |
|---|---|---|---|---|
| 通信費 | 3,000円 | 事業主借 | 3,000円 | ChatGPT Plus利用料(夫カード払い) |
毎月かかるサブスクは、月ごとに同じ形で入力します。仕事と私用の両方で使っているなら、仕事で使った分だけを金額欄に入れてください。
夫のカードで立て替えてもらった講座代33,000円を、事業用口座から夫に返した
| 借方(左側) | 金額 | 貸方(右側) | 金額 | 摘要(メモ欄) |
|---|---|---|---|---|
| 事業主借 | 33,000円 | 普通預金 | 33,000円 | 夫カード立替分の精算(オンライン講座) |
プライベートのお金で返した場合は、事業のお金が動いていないので、帳簿には何も書きません。
- 「夫カード」+「何の支出か」を短く書いておく
- サブスクは「○月分」まで書くと見返しやすい
家族名義のカードは、利用明細・領収書・摘要欄の3つで事業の支出だと説明できる状態にしておくと安心です。
毎月の利用明細をPDFや画面の保存で送ってもらいます。ログインIDやパスワードを共有しなくても、これで足ります。事業分には印を付けておきましょう。
紙のレシートはそのまま保管します。ネットで買った分の領収書や購入メールは、印刷だけで済ませず電子データのまま保存するのが原則です。保存期間は、申告の種類によって5年または7年です。
どのカードで払ったか、何の支出かを帳簿に残します。あとから見返したときに、お金の出どころが追えます。
夫が会社に経費精算した分や、夫の確定申告で経費にした分は、自分の帳簿に入れません。同じ支出を夫婦の両方で経費にすることはできません。
同じ明細に、食費や日用品など家計の支出も並びます。経費にするのは事業のための支出だけです。仕事と私用の両方で使うものは、仕事で使った分だけにします。
立て替えてもらった経費の精算と、夫に仕事を手伝ってもらった対価の支払いは別物です。生計を一にする親族に払う給与などは、原則として経費にならないとされています。こうしたケースは、税務署か税理士さんに確認してください。
家族名義のカードは、自分のカードのように自動で取り込めない場合があります。連携できなくても、明細を取り込んだり、手入力で続けたりする方法はあります。
会計ソフトは年会費がかかるのがデメリットです。それでも手書きに比べると手軽で、パソコン・スマホ・マイナンバーカードがあれば、家から一歩も出ずに確定申告まで進められます。
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- 夫(家族)のカードで経費を払ったら、(借)経費の科目/(貸)事業主借で仕訳します。
- 経費になるかどうかは、カードの名義ではなく、事業のための支出かどうかで決まります。
- 仕訳の日付は、カードを使った日です。引き落とし日の仕訳は不要です。
- 事業用口座から夫に精算したら、(借)事業主借/(貸)普通預金です。
- 明細・領収書・摘要欄で説明できるようにして、夫の経費との二重計上に気をつけましょう。
※ この記事では、一般的によく使われている仕訳パターンを例にご紹介しています。ご自身の状況に合っているかどうかは、お近くの税務署もしくは税理士さんに相談してみてくださいね!
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