PR

個人事業主の住宅ローン控除|確定申告のやり方と注意点

個人事業主が住宅ローン控除を受ける場合の確定申告 経理・確定申告

マイホームを購入して住宅ローンを組んだものの「会社員のときみたいに、年末調整だけで手続きが終わるんだっけ?」と迷っていませんか?住宅ローン控除は会社員と個人事業主とで手続きの流れが違うため、思っていたより確定申告の負担が続くケースがあります。

本記事はアフィリエイト広告を含みます。

この記事でわかること
  • 個人事業主が住宅ローン控除を受けるときの確定申告の流れ
  • 会社員との違い(年末調整では完結しない理由)
  • 初年度と2年目以降で、必要書類がどう変わるか
  • 申告のときに見落としやすい注意点
個人事業主は住宅ローン控除をどうやって受ける?

個人事業主には年末調整という仕組みがないため、住宅ローン控除を受ける年は、初年度も2年目以降も、毎年の確定申告の中で申請し続ける必要があります。会社員のように「初年度だけ確定申告をすれば、あとは年末調整で完結する」という扱いにはなりません。

もともと事業所得などを毎年自分で申告している個人事業主にとっては、住宅ローン控除もその確定申告の作業にひとつ項目が増える、というイメージに近いです。

なぜ個人事業主は年末調整で完結しないのか

会社員の場合、毎月の給与から源泉徴収された所得税を、年末調整でまとめて精算する仕組みがあります。住宅ローン控除の初年度こそ確定申告が必要ですが、2年目以降は必要書類を勤務先に提出すれば、年末調整の範囲で控除が反映される仕組みです。

個人事業主には、そもそもこの年末調整という手続き自体がありません。毎年自分で行う確定申告のなかに、住宅ローン控除の申請も組み込む必要があるという点が、会社員との一番の違いです。

あわせて、住宅ローン控除を受けるための主な要件も確認しておきましょう。

主な適用要件
  • 住宅ローンの返済期間が10年以上であること
  • 取得した住宅の床面積が原則50平方メートル以上であること(合計所得金額1,000万円以下の場合は40平方メートル以上でも対象になることがあります)
  • 控除を受ける年の合計所得金額が2,000万円以下であること

ここでいう「合計所得金額」は、売上そのものではなく、必要経費を差し引いたあとの所得を指します。所得の考え方は、住宅ローン控除だけでなく、令和8年度の税制改正で見直された基礎控除の判定にも関わってくる部分です。

初年度と2年目以降で、必要な書類はどう変わる?

個人事業主の場合、初年度は確定申告書に加えて用意する書類が多く、2年目以降は提出書類がぐっと少なくなります。おおまかな違いは次のとおりです。

時期主な必要書類
初年度確定申告書/(特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書/住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書/登記事項証明書/売買契約書または工事請負契約書の写しなど
2年目以降(特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書/住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書

年末残高等証明書は、毎年10月から11月ごろに金融機関から郵送されます。届いていないことに気づかないまま申告時期を迎えると慌ただしくなるため、確定申告の準備を始める前に手元にあるか確認しておくと安心です。

個人事業主が見落としやすい注意点
注意

繰り上げ返済や借り換えを行うと、実際のローン残高と年末残高等証明書の内容が合わなくなることがあります。この場合は控除額を正しく計算できないため、早めに金融機関へ証明書の再発行を依頼しましょう。

ふるさと納税と住宅ローン控除は、どちらも税額を減らす仕組みのため、あわせて利用することができます。ただし、控除額が大きくなりすぎると、所得税や住民税から引ききれない分が出てしまう場合もあるため、上限の考え方を確認しておくと安心です。

また、住宅ローン控除の判定に使う合計所得金額は、配偶者控除の判定基準とも重なる部分があります。あわせて確認しておくと、申告の際に慌てずに済みます。

本記事では、執筆時点での一般的な情報をまとめています。ご自身の事業の状況に合っているかどうかは、お近くの税務署もしくは税理士さんに相談してみてくださいね。

まとめ

個人事業主は年末調整という仕組みがないため、住宅ローン控除を受ける間は毎年の確定申告のなかで申請を続ける必要があります。初年度に比べて2年目以降は必要書類が少なくなるとはいえ、証明書の到着確認や合計所得金額の把握など、日頃の準備が申告のしやすさにつながります。

住宅ローン控除の申請を含めた確定申告をスムーズに進めるためには、日々の記帳を無理なく続けられる仕組みを整えておくことが近道です。簿記の知識がなくても、質問に答えるだけで仕訳が自動的に完成するfreee会計なら、初めての確定申告でも迷わず進められます。

簿記の知識がある方は、仕訳の中身を確認しながら記帳できるマネーフォワード クラウド会計のほうが使いやすいと感じることもあります。日商簿記2級のわたしは、今もマネーフォワードを愛用しています。

取引が増えて、勘定科目の判断や記帳作業そのものが負担になってきたら、次のような方法もあります。

自分に合う税理士を探したい方には、無料の税理士紹介サービスがあります。希望条件に合わせて税理士を紹介してもらえるので、費用や依頼範囲を個別に相談したいときの選択肢になります。

記帳作業だけを外注したい方には、記帳代行サービスもあります(対応エリアは関東・東海・関西のみ)。

住宅ローン控除の申告を含めて、今年の確定申告をできるだけ手間なく進めたい方へ。

タイトルとURLをコピーしました