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大腸がんとは?主な症状・治療法をやさしく解説

大腸がんとは? 健康コラム
Introduction

作家の東野圭吾さんが2026年7月23日未明に大腸がんのため亡くなっていたことが、7月27日に報じられました。

早期にはほとんど自覚症状がなく、気づいたときにはある程度進行しているケースも多いという報道もありました。

「他人事ではないかもしれない」と、少し不安になった方もいるのではないでしょうか。

このページでは、大腸がんがどんな病気なのか、症状や治療法、似た症状が出る病気について、できるだけやさしくまとめました。

✅ この記事でわかること
  • ✅ 大腸がんがどんな病気か
  • ✅ 見逃したくない主な症状
  • ✅ 病院を受診する目安
  • ✅ 大腸がんの主な治療法
  • ✅ 似た症状が出る病気との違い
01大腸がんとは、どんな病気?

大腸がんとは、大腸の粘膜にできる悪性の腫瘍のことです。

大腸は、結腸と直腸からなる長い臓器で、口から入った食べ物の最後の通り道にあたります。

主な役割は水分を吸収して便の形を整えることで、この粘膜の細胞が何らかの原因で異常に増殖すると、がんが発生すると考えられています。

国内では、年間で15万人以上が新たに大腸がんと診断されており、部位別のがん罹患数では男女あわせてもっとも多いがんとされています。

40代を過ぎたころから罹患率が上がり始め、年齢を重ねるほどリスクが高まっていく傾向があります。

なぜ大腸がんが増えているの?

食生活の欧米化にともなう脂肪分の多い食事、飲酒、喫煙、肥満、運動不足などが、大腸がんのリスクを高める要因として指摘されています。

また、大腸ポリープや潰瘍性大腸炎などの持病がある方、血縁者に大腸がんにかかった人がいる方は、そうでない方に比べてリスクが高くなるとも言われています。

なぜ気づきにくいの?

大腸がんの厄介なところは、早期の段階ではほとんど自覚症状が出ないという点です。

症状に気づいたときには、ある程度がんが進行しているケースも少なくありません。

だからこそ、症状がなくても定期的に検診を受けておくことが大切だとされています。

大腸がん検診について

国内では、40歳になったら年に1回、大腸がん検診を受けることがすすめられています。

検診の内容は、自宅で便を採取して提出するだけの「便潜血検査」で、体への負担がほとんどありません。

この検査で「要精密検査」と判定された場合は、様子を見ず、なるべく早く大腸内視鏡検査を受けることが大切だとされています。

症状がないからといって検診を先延ばしにしてしまうと、発見が遅れてしまう可能性があります。

02大腸がんでみられる主な症状

大腸がんが進行すると、次のような症状があらわれることがあります。

  • 便に血が混じる(血便・下血)
  • 便の表面に血がつく
  • 便秘と下痢を繰り返す、便通の変化が続く
  • 便が細くなる
  • お腹の張りや痛み
  • 原因のわからない体重減少
  • 貧血のようなだるさ、疲れやすさ

これらの症状は、痔など他の原因でも起こることがあるため、「痔だろう」と自己判断してしまう方も少なくありません。

ですが、痔による出血と大腸がんによる出血は、見た目だけで見分けるのが難しいとされています。

気になる症状が続くときは、自己判断せずに医療機関で確認してもらうことが、安心への近道です。

「恥ずかしい」で受診をためらっていませんか?

血便や便通の異常は、人に相談しづらい症状のひとつです。

「恥ずかしいから」「忙しいから」と、受診を後回しにしてしまう方も少なくありません。

ですが、大腸肛門科や消化器内科では、こうした症状を訴える患者さんは日常的に多く、決して珍しいことではありません。

気になる症状を我慢し続けるより、早めに相談したほうが、結果として安心につながることがほとんどです。

⚠️ こんなときは早めに医療機関を受診しましょう

・血便や下血が続いている
・下痢や便秘など、便通の変化が2週間以上続く
・原因のわからない体重減少がある
・貧血のような症状(だるさ・めまい)が続く

40歳を過ぎている方は、症状がなくても年に1回の大腸がん検診(便潜血検査)を受けておくと安心です。

03大腸がんの主な治療法

大腸がんの治療法は、がんの進行度(ステージ)によって大きく異なります

早期の段階で見つかった場合は、内視鏡を使ってポリープやがんの部分だけを切除する治療で済むこともあります。

がんが大腸の壁の深くまで達している場合や、リンパ節への転移がある場合は、手術でがんのある部分を切除する治療が中心になります。

手術の内容によっては、一時的、あるいは永続的に人工肛門(ストーマ)を造設することもあります。

さらに進行している場合には、抗がん剤による薬物療法や、直腸がんでは放射線治療が組み合わされることもあります。

近年では、免疫療法が選択肢に加わるケースも出てきています。

早期発見が、その後を大きく左右する

大腸がんは、早期の段階で見つかれば、治療後の経過が良好であることが多いがんのひとつとされています。

一方で、進行してから見つかった場合は、治療の選択肢や見通しが大きく変わってくることがあります。

だからこそ、症状がなくても検診を受けること、気になる症状があれば早めに受診することが重要だと考えられています。

治療のあとの生活について

手術で人工肛門(ストーマ)を造設した場合でも、多くの方が、日常生活や仕事に復帰しながら生活を送っています。

一時的なストーマであれば、体調が整った段階で、再び手術によって閉鎖できることもあります。

治療方針やその後の生活については、担当医とよく相談しながら、無理のない形で進めていくことが大切です。

Check

忙しくてなかなか病院に行く時間が取れない、という方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方の選択肢のひとつとして、自宅で採取して郵送するだけの検査キットを活用する方法もあります。

TCPLABOでは、大腸がんなどのがんリスク検査を、自宅で匿名のまま受けることができます。

あくまでリスクを把握するための検査であり、診断そのものではないため、結果が気になる場合は、必ず医療機関を受診してくださいね。

04似た症状が出る病気

「血便」や「便通の変化」といった症状は、大腸がん以外の病気でもよく見られます。

  • 大腸ポリープ:大腸の粘膜にできる良性の腫瘍で、放置するとがん化することもある
  • 潰瘍性大腸炎:大腸の粘膜に炎症や潰瘍ができ、下痢や血便が続く病気
  • 痔核(いぼ痔)・裂肛(きれ痔):排便時の出血の原因としてもっとも多いもののひとつ
  • 過敏性腸症候群:ストレスなどが関係し、下痢や便秘を繰り返す機能性の病気
  • クローン病:小腸や大腸に炎症が起こり、腹痛や下痢、体重減少などが見られる病気

これらの病気は、症状だけで自己判断するのが難しく、大腸がんとの見分けにも医療機関での検査が欠かせません。

たとえば、痔による出血は、排便時に鮮やかな赤い血がトイレットペーパーや便の表面につくことが多いといわれています。

一方で、大腸がんによる出血は、便に暗い色の血が混ざったり、貧血の症状をともなったりすることがあります。

とはいえ、実際には見た目だけで判断するのは難しく、医師の診察や検査を受けて初めてわかることがほとんどです。

「たかが痔」「たかが便秘」と思わずに、症状が続くようであれば、一度医療機関を受診しておくと安心です。

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まとめ

大腸がんは、大腸の粘膜にできる悪性の腫瘍で、国内でもっとも罹患数が多いがんのひとつです。

早期にはほとんど症状がなく、血便や便通の変化などのサインが出たときには、ある程度進行しているケースもあります

治療法は進行度によって異なり、内視鏡治療から手術、薬物療法までさまざまな選択肢があります。

気になる症状が続くとき、また40歳を過ぎているときは、自己判断で様子を見ず、医療機関や検診を活用しましょう。

体調の変化は、ネットで調べるだけでなく、医療機関に相談することが安心につながります。

心配な症状があるときは、我慢せず、早めに受診してくださいね。

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忙しくてすぐに病院へ行けないという方は、まず自宅でできる検査から始めてみるのもひとつの方法です。

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