「エコノミークラス症候群」という病名を、ニュースなどで見聞きしたことはありませんか。
飛行機だけでなく、車中泊や災害時の避難生活でも起こることがある、身近な病気です。
仕組みを知っておくと、いざというときに落ち着いて対応しやすくなります。
概要
脚の血管にできた血のかたまりが、肺の血管に詰まってしまう病気です。
- 正式には「肺血栓塞栓症」と呼ばれます
- 長時間、同じ姿勢で座り続けることが主な原因です
- 飛行機・車・災害時の避難生活などで起こりやすいです
- 水分不足も、発症のリスクを高める要因のひとつです
主な症状
脚のサインと、肺のサインの両方に注意が必要です。
- 脚のむくみや痛み(特に片脚だけの場合)
- ふくらはぎの張り感
- 突然の息苦しさ
- 胸の痛みや動悸
POINT
胸の苦しさや呼吸困難がある場合は、様子を見ずに救急車を呼ぶことも検討してください。
主な治療法
血液を固まりにくくする薬による治療が中心です。
- 抗凝固薬(血液をさらさらにする薬)
- 重症の場合は、血栓を溶かす薬やカテーテル治療
- 予防・再発防止のための弾性ストッキング
予防・セルフケア
こまめな水分補給と、脚を動かすことが予防につながります。
- 長時間同じ姿勢を避け、ときどき脚を動かす
- こまめに水分をとる
- ベルトや衣類で体を締め付けすぎない
- 気になる症状があれば、早めに医療機関へ相談する
まとめ
エコノミークラス症候群は、脚の血栓が肺に詰まることで起こる病気です。
長時間同じ姿勢を避け、こまめな水分補給を心がけることが予防につながります。
脚のむくみや息苦しさなど気になる症状があるときは、我慢せず医療機関に相談してくださいね。
参考文献


