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【Webライター向け】報酬を分割・後払いで受け取った時の仕訳

Webライターが原稿料を分割・後払いで受け取ったときの仕訳(前受金・売掛金) Webライター

契約時に着手金として報酬の半額を先にいただき、納品後に残りの半額をいただく。こうした分割・後払いの形で仕事を進めたとき、帳簿にどうつければいいのか迷ってしまう方は多いと思います。入金のタイミングと、売上として計上するタイミングがずれるため、どちらを先に記録すればいいのか分かりにくいところです。

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この記事でわかること

  • 分割・後払いで報酬を受け取るときの仕訳の基本の流れ
  • 入金のタイミングと売上計上のタイミングを分けて考える理由
  • 着手金入金・納品時・残額入金の3段階の具体的な仕訳例
  • 実務で管理しておきたいポイント
入金と売上計上は別々のタイミングで記録する

先に受け取った着手金は前受金として一旦預かり、納品が完了した時点で全額を売上高として計上するのが基本の流れです。まだもらっていない残額は、そのタイミングで売掛金に振り替えます。入金のタイミングと売上のタイミングを、それぞれ別の仕訳として記録するとイメージしやすくなります。

なぜ入金時にすぐ売上を計上しないのか
売上は「仕事が完了した時点」で計上するのが原則だから

会計のルールでは、売上は商品の引き渡しやサービスの完了が終わった時点で計上する「実現主義」が原則です。着手金を受け取った時点ではまだ記事を納品していないため、その時点では売上として扱えません。

前受金・売掛金という科目で「まだ完了していない部分」を管理する

着手金は、いずれ売上に振り替える予定のお金として前受金(負債)で管理します。納品が完了したら、前受金を売上に充当し、まだ受け取っていない残額は売掛金として管理することで、入金待ちの金額が帳簿上で分かるようになります。

具体的な仕訳例

この記事では、わたしが普段使っている仕訳パターンを例にご紹介しています。ご自身の状況に合っているかどうかは、お近くの税務署もしくは税理士さんに相談してみてくださいね!

STEP 01
契約時:着手金(前受金)の入金

報酬総額60,000円の記事執筆案件で、契約時に着手金として半額の30,000円が振り込まれた場合です。

借方金額貸方金額摘要
普通預金30,000円前受金30,000円○○社 記事執筆 着手金(半額)入金
STEP 02
納品時:売上の計上と売掛金への振替

記事を納品し、報酬総額60,000円を売上として計上する場合です。前受金30,000円を充当し、残りの30,000円は売掛金にします。

借方金額貸方金額摘要
前受金
売掛金
30,000円
30,000円
売上高60,000円○○社 記事執筆 納品完了 残額請求
STEP 03
残額入金時:売掛金の回収

後日、残りの30,000円が口座に振り込まれた場合です。

借方金額貸方金額摘要
普通預金30,000円売掛金30,000円○○社 記事執筆 残代金入金
仕訳をするときの注意点
前受金を受け取った時点では消費税は発生しない

着手金を前受金として受け取った時点では、まだサービス提供が完了していないため、消費税の計算には関係のない不課税取引として扱うのが一般的です。消費税の課税対象になるのは、納品が完了して売上を計上したタイミングです。

案件ごとの入金予定を管理表で把握しておく

分割・後払いの案件が増えてくると、どの案件がどの段階まで進んでいるか分かりにくくなります。案件名・着手金の入金日・納品予定日・残額の入金予定日を一覧にしておくと、記帳のときに迷いにくくなります。

納品前にキャンセルになった場合は別の処理になる

着手金を受け取ったあとに、クライアントの都合で案件そのものがキャンセルになるケースもあります。この場合は前受金をそのまま売上に振り替えるのではなく、キャンセル料としての処理が必要になります。

まとめ

まとめ

分割・後払いで報酬を受け取る場合は、着手金の入金時は前受金、納品時は売上計上と売掛金への振替、残額の入金時は売掛金の回収という3段階で仕訳するのが基本の流れです。入金と売上のタイミングを切り分けて考えると、迷いにくくなります。

前受金・売掛金・売上高といった複数の科目をまたぐ仕訳は、手作業だと入力ミスが起こりやすい部分です。記帳の手間を減らしたいなら、会計ソフトの活用がおすすめです。

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