フリーランスは自由な働き方が魅力ですが、そのぶん頑張りすぎて疲れてしまうこともありますよね。
無理なく続けるには、自分に合った目標を立ててペースを整えることが大切です。
この記事では、私が普段実践している、自分らしく心地よく働くための目標設定のコツをご紹介します。
フリーランスに目標設定が必要な理由
フリーランスにとって目標設定はとても大切です。
目標が明確になれば、日々の働き方や時間の使い方を決める指針になります。
自由度が高い分、方向性を見失いやすいのがフリーランスの特徴。
だからこそ「〇月は××を達成する」「案件を▲件獲得する」といった目標を決めておくと、やるべきことがはっきりして、優先度もつけやすくなります。
さらに、頑張りすぎて“セルフブラック”になるのも防げます。
自分らしいペースで働くためにも、やみくもに仕事をこなすのではなく、まずは目標を立ててみてくださいね。
長期目標は「収入」ではなく「自分の気持ち」に目を向ける
事業の長期目標を立てるときは、まず「自分の気持ち」に目を向けてみましょう。
フリーランスには“勤務時間”という縛りがないため、収入を追いかけようと思えば、いくらでも働けてしまいます。
しかし、それではいずれ燃え尽きてしまうかもしれません。
私自身、看護師時代にメンタルを崩した経験があるので、今は「収入は必要最低限で十分」「余力を残せる働き方をしたい」と考えています。
たとえば「頭を使う作業は1日3時間までにする」と決めれば、自分に無理をさせずに済みます。
収入だけでなく、“自分が心地よく働けること”を大切にするのもおすすめですよ。
“自分に合った働き方”をつくるための3ステップ
自分らしく無理のない働き方を見つけるには、ちょっとした工夫が必要です。
ここでは、私が普段意識している単価・時給を考えるための3つの手順をご紹介しますね。
1.必要最低限の収入を計算する
まず、自分にとっての最低限必要な収入を把握しておくことが大切です。
目指す金額がわかれば、「これだけ稼げば十分」と安心でき、仕事を詰め込みすぎずに済みます。
たとえば、1ヶ月の生活費や事業経費を洗い出し、さらに税金や社会保険(国民健康保険など)を加えると、おおよその必要額が見えてきます。
この金額を目標の基準にすれば、達成しやすくなるだけでなく、モチベーションの維持にもつながりますよ。
2.集中できる時間を知って働き方を整える
フリーランスは「やろうと思えば1日中作業できる」状況だからこそ、自分の集中力の限界を把握しておきましょう。
たとえば私の場合、「クライアントワークは3:30~6:00に」「頭を使う作業は1日3時間まで」と決めています。
そうすることで頭も心も疲れすぎず、翌日もすっきりとした状態で執筆を続けることができています。
自分にとって心地よく作業できる時間を知ることで、仕事の効率も上がりますよ。
3.目標額達成に必要な文字単価・時間単価を計算する
生活に必要な最低限の収入を、できるだけ短い時間で稼ぐには、自分に合った文字単価や時給を考える必要があります。
どのくらいの単価で仕事を受ければ目標収入に届くのかがわかれば、仕事を選ぶ基準にもなります。
たとえば、1日に集中できる時間を2時間と決め、月に必要な収入を計算したうえで「時給2,000円なら無理なく達成できそう」と逆算すれば、日々の目標も立てやすくなります。
自分のペースに合わせた単価・時給で仕事を続ければ、気持ちにゆとりを持ちながら働き続けられますよ。
目標単価・時給案件を目指す短期目標の立て方
目指すべき“理想の働き方”が見えてきたら、次はそれを実現するために短期目標(3〜6カ月)を立てましょう。
いきなり理想の単価で仕事を受けようとすると、少しハードルが高く感じることもありますよね。
たとえば「文字単価3.0円で1日2時間営業活動をする」「文章力アップのために●●案件に1日3時間取り組む」といった具体的な短期目標なら、少しずつ目標に近づけます。
そのうえで、この短期目標を達成するためのタスクを、日々のスケジュールに落とし込んでいきましょう。
定期的な振り返りで目標を調整しよう
フリーランスはその時々で状況が変わりやすいので、当初の目標が今の自分に合わなくなることもあります。
目標を立てると同時に、振り返りを行うタイミングもあらかじめ設定しておきましょう。
たとえば「6月までに直接契約を5件取る」という目標を立てたものの、実際にやってみたら負担が大きいと感じることもあるはず。
そんなときは「週に5時間は営業活動する」など、無理のない形に修正すればOKです。
自分に合う働き方を続けるためにも、定期的に振り返りを行い、目標と日々のタスクを調整してみてくださいね。
まとめ|無理のない目標設定で自分らしい働き方を
無理のない目標設定は、自分らしく心地よいペースで働くための大事な土台です。
収入だけにとらわれず、自分の気持ちやライフスタイルに合わせた目標を立てれば、気負わず長く働き続けられるのではないでしょうか。
たとえば、必要最低限の収入を確認し、1日に集中できる時間を把握したうえで、それに合った単価・時給で仕事を選ぶ。
さらに、定期的に振り返って調整することで、自分らしい働き方に出会えるでしょう。
「どんな働き方なら心地よく過ごせるか」を意識しながら、まずは小さな目標から始めてみてくださいね。