PR

ひとり親控除は個人事業主も対象?要件と申告書の書き方

ひとり親控除 個人事業主 要件 申告手続き
「ひとりで子育てをしながら仕事を続けているけれど、確定申告の『ひとり親控除』は自分にも関係あるのかな?」…そう迷って申告の手が止まっていませんか?会社員なら年末調整の書類に案内がありますが、個人事業主にはその案内がありません。ひとり親控除は、要件を満たせば個人事業主も対象になる制度です。この記事では、対象になるための要件と、確定申告書への記載方法を整理しました。

本記事はアフィリエイト広告を含みます

― この記事でわかること ―

  • 個人事業主がひとり親控除を受けるための3つの要件
  • 控除額と、対象になる子の所得要件
  • 確定申告書(第一表・第二表)への具体的な記載箇所
  • 申告のときに見落としやすい注意点
個人事業主もひとり親控除の対象になる

個人事業主も、3つの要件を満たしていればひとり親控除(所得税35万円の所得控除)を受けられます。会社員のように年末調整で自動的に適用されることはないため、確定申告書に自分で記載しなければ、控除を受けられないまま終わってしまいます。

ひとり親控除を受けるための3つの要件

ひとり親控除の対象になるかどうかは、次の3つの要件で判断します(2026年分の基準)。

要件1
婚姻をしていないこと

その年の12月31日時点で、婚姻をしていない、または配偶者の生死が明らかでない人が対象です。離婚・死別・未婚のいずれも該当します。ただし住民票の続柄に「夫(未届)」「妻(未届)」などの記載があり、事実婚状態にあると判断される場合は対象外になります。

要件2
生計を一にする子がいること

生計を一にする子どもがいて、その子の総所得金額等が62万円以下(給与収入のみなら136万円以下)であることが必要です。2025年分までは58万円以下でしたが、2026年分から要件が緩和されました。子どもが他の人の同一生計配偶者や扶養親族になっている場合は対象外です。

要件3
合計所得金額が500万円以下であること

申告する本人の合計所得金額が500万円以下であることも要件です。個人事業主の場合、事業所得は必要経費と青色申告特別控除を差し引いたあとの金額で判定します。控除額は所得税35万円、住民税30万円です。

ポイント

「合計所得金額500万円以下」を「1,000万円以下に拡充」という情報も見かけますが、2026年8月時点の国税庁公表資料では、要件はまだ500万円以下のままです。最新情報は国税庁の公表資料で確認することをおすすめします(出典:国税庁「暮らしの税情報」)。

確定申告書への記載方法(個人事業主の場合)

個人事業主は年末調整を受けられないため、確定申告書の第一表と第二表に自分で記載します。

1

第一表に控除額を記載する

「所得から差し引かれる金額」にある「寡婦、ひとり親控除」の欄に350,000と記入し、区分欄に「1」と記入します。

2

第二表の「ひとり親」に丸をつける

「本人に関する事項」欄にある「ひとり親」に○をつけます。

3

子どもの情報を記載する

子どもが16歳以上なら「控除対象扶養親族」欄に、16歳未満なら「住民税に関する事項」の「16歳未満の扶養親族」欄に、それぞれ氏名などを記入します。

書類記入内容
第一表所得から差し引かれる金額350,000(区分1)
第二表本人に関する事項「ひとり親」に○
第二表配偶者や親族に関する事項子どもの氏名・所得など
申告のときに気をつけたい注意点

注意

  • 住民票の続柄に「夫(未届)」「妻(未届)」の記載があるなど、事実婚状態にあると判断されると対象外になります。
  • 寡婦控除とは併用できません。両方に該当する場合はひとり親控除が優先されます。
  • 年末調整のあとに離婚などで要件を満たした場合も、確定申告で追加申告できます。
  • 子どもの所得要件の金額は年分ごとに見直されることがあるため、申告する年の最新基準を確認しましょう。

まとめ

個人事業主も、3つの要件を満たせばひとり親控除(35万円の所得控除)を受けられます。年末調整がない分、確定申告書への記載を忘れると控除を受けられないままになってしまうため、第一表・第二表への記載を必ず確認しましょう。

記帳や申告の準備を整えたい方へ

控除の記載漏れを防ぐには、日々の記帳を早めに済ませて、確定申告全体の見通しを立てておくことが近道です。

クラウド会計ソフト【freee会計】

簿記の知識がなくても、質問に沿って入力するだけで仕訳や確定申告書の作成を進められます。ひとり親控除のような所得控除の入力も画面の案内に沿って進められるので、初めて確定申告する方でも取り組みやすいソフトです。

クラウド会計ソフト【マネーフォワード クラウド会計】

仕訳の中身を確認しながら記帳したい方には、マネーフォワード クラウド会計もおすすめです。もし簿記の知識があるなら、こちらのほうが使いやすいと感じるかもしれません。日商簿記2級のわたしも、こちらを愛用しています。

取引が増えて、記帳や申告の相談そのものが負担になってきたら、次のような選択肢もあります。

税理士紹介エージェント

控除の判断や申告内容に不安がある場合は、税理士に相談する方法もあります。希望に合う税理士を無料で紹介してもらえます(相談自体は有料です)。

記帳代行お助けマン

記帳する取引量が増えて入力作業そのものが負担になってきたら、記帳代行にアウトソーシングするという選択肢もあります。

ひとり親控除の記載漏れを防いで、確定申告の準備を進めませんか

まずは無料で始めてみる(freee会計) 会計自動化ソフトを体験する(マネーフォワード)
タイトルとURLをコピーしました