医療・健康ジャンルの記事を書いていると「この表現で大丈夫かな…」と手が止まる瞬間はありませんか?
体や効果に関する言葉は、少し言い方を変えるだけで、薬機法に触れてしまうことがあります。
知らずに使ってしまい、クライアントから修正を入れられて落ち込んだ経験がある方もいるかもしれません。
わたし自身も駆け出しのころ、良かれと思って書いた表現を編集担当の方に何度も指摘していただき、冷や汗をかいた経験があります。
元看護師として医療現場にいたわたしも、正しくない情報の怖さを知っているからこそ、この分野の表現には人一倍慎重になっています。
今日は、健康・医療記事でよく引っかかりやすいNG表現と、その言い換え方を一覧でお伝えします。
- 薬機法でNGとされやすい表現のパターン
- 具体的なNG例と、安全な言い換え方
- 表現をチェックするときに気をつけたい視点
薬機法は、医薬品でないもの(健康食品・サプリメント・化粧品など)が、治療や予防の効果を謳うことを禁止する法律です。
知らずにNG表現を使ってしまうと、クライアントの広告が指導の対象になったり、記事の修正・差し戻しが発生したりします。
そして何より、事実より大げさな表現は、読者に誤った健康情報を届けてしまうことにつながります。
NG表現のパターンさえ押さえておけば、リサーチや執筆のたびに自信を持って言葉を選べるようになります。
わたし自身、看護師の資格は持っていますが、医療ライターとしての薬機法の知識は独学で身につけました。
資格がなくても、こうした知識を押さえていることが、医療ライターとしての信頼につながると感じています。
ちなみに、健康食品や化粧品の表現は、薬機法だけでなく景品表示法(優良誤認表示の禁止)にも関わってきます。
どちらも「大げさ・不正確な表現から消費者を守る」という点では共通していますが、規制する対象が少しずつ違います。
2つの法律を混同せず、「効果効能の面」と「表示全体の誇張の面」の両方から表現をチェックする意識を持っておくと安心です。
❌「必ず治ります」「100%効果を実感できます」
効果には個人差があるにもかかわらず断定してしまうと、医薬品的な保証表現になります。
⭕「効果には個人差があります」「変化を感じる方もいらっしゃいます」
❌「このサプリで花粉症が治る」「飲むだけで湿疹が改善する」
治療・予防の効果は、医薬品としての承認を受けたものにしか認められていません。
⭕「◯◯という成分を配合しています」など、効果を断定せず成分名にとどめる
❌「シミが消える」「シワがなくなる」「小顔になる」
化粧品として認められている効果の範囲を超えると、医薬品的な効能表現になってしまいます。
⭕「肌にうるおいを与える」「肌を整える」など、認められた範囲の言葉を選ぶ。成分名を出す場合も、「◯◯を配合し、肌を整える」のように、認められた効能の範囲内で配合目的とセットで伝える
❌「業界No.1」「絶対に痩せる」「医師も推薦」
明確な根拠がないまま使うと、実際より優れていると誤認させる表現になります。
⭕ 出典や調査データを明記する、根拠がないものは言い切らない
❌ 体験談だけを並べて、あたかも全員に同じ効果があるように見せる書き方
体験談はあくまで個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
⭕「個人の感想であり、効果を保証するものではありません」と明記する
特に注意したいのが、見出しやキャッチコピーです。
本文中では控えめな表現にしていても、目を引かせようとするあまり、見出しだけ言い切り表現になってしまうケースがよくあります。
記事を書き終えたら、本文だけでなく見出し・小見出し・SNS投稿文までまとめてチェックする習慣をつけておきましょう。
こうした表現を避けるためには、そもそも正確な情報源にあたることも欠かせません。
同じ言葉でも、商品の種類や文脈によって、OK・NGの判断が変わることもあります。
違反が疑われる場合、行政からの措置命令や、悪質なケースでは課徴金の対象になることもあります。
迷ったときは自己判断せず、最新のガイドラインやクライアントの確認担当者に相談しましょう。
一覧を覚えることよりも、「なぜNGなのか」という考え方を身につけることが、長く信頼される医療ライターへの近道です。
もし「まずは在宅の仕事を探してみたい」という方は、クラウドソーシングサイトも選択肢のひとつです。
今回のようなNG表現のチェックも含めて、記事を客観的に見てもらえる存在がいると安心です。
元看護師のわたしが、記事の添削とチャット相談で伴走する「添削&伴走サポート」を行っています。
薬機法まわりの表現チェックも含めて、一緒に確認しながら進められます。
モニター価格2,200円(税込・先着5名様)でご案内中です。
*先着5名様限定のモニター価格です。
薬機法のNG表現は、パターンさえ押さえれば、そこまで難しいものではありません。
断定表現を避ける、効果を保証しない、根拠を明記する。
このあたりを意識するだけで、記事の信頼性はぐっと上がります。
そして、こうした細やかな配慮ができることこそ、医療ライターとして選ばれ続ける理由になると、わたしは感じています。
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