「Webライターって、契約書って必要なの?」
「クライアントに契約書を求めたら、嫌がられないかな…」
副業でWebライターを始めたばかりのころ、わたしもそう思っていました。でも、契約書なしで仕事を進めた結果、「あの条件ってどうなってたっけ?」「修正対応の範囲はどこまで?」とモヤモヤすることが何度もあって。
契約書は、自分を守る最初の盾です。ライタースクールでも教えてくれないことが多いこの知識、ぜひ最初に身につけておいてほしいです。
この記事では、Webライター向けの業務委託契約書テンプレートをそのまま使える形で掲載します。各項目の意味・書き方・注意点も初心者向けにわかりやすく解説しますね。
📋 この記事でわかること
- Webライターに契約書が必要な理由
- 業務委託契約書に必ず入れるべき項目
- そのまま使えるWebライター向け契約書テンプレート
- 契約書を送るときのコツと注意点
Webライターに契約書は必要?→ 必須です
結論から言います。Webライターとして仕事をするなら、契約書は必ず交わすべきです。
「口約束で大丈夫」「信頼関係があるから」——そう思って進めた結果、未払いや条件のズレでトラブルになるケースは珍しくありません。
契約書があることで、こんなメリットがあります。
① 未払いを防げる
報酬額・支払い期日・遅延時のペナルティを明記することで、「払い忘れ」「払えない」への抑止力になります。
② 修正範囲のトラブルを防げる
「何回まで修正対応するか」を事前に決めておくことで、際限のない修正依頼を断る根拠になります。
③ 著作権の扱いが明確になる
書いた記事の著作権がどちらに帰属するかを明確にしておくことで、後からのトラブルを防げます。
④ プロとして信頼される
契約書を用意できるライターは、クライアントから「きちんとした人だ」と評価されやすくなります。
💡 看護師の感覚で考えると…
看護師として働いていたとき、インシデントレポートや同意書など「記録を残すこと」の大切さを身をもって知っていますよね。契約書はそれと同じ。「言った・言わない」のトラブルを防ぐための記録です。
業務委託契約書に必ず入れるべき8つの項目
Webライターの契約書に盛り込むべき内容を8つに整理しました。それぞれの意味と、書き方のポイントを解説します。
1
業務内容
「何の仕事をするか」を明記します。「Webメディアへの記事執筆(SEOライティング)」など、できるだけ具体的に書きましょう。曖昧にしておくと「これもやってほしい」と範囲外の仕事を依頼されるリスクがあります。
2
報酬・単価
「1記事〇〇円」「1文字〇円」など、報酬の計算方法と金額を明記します。消費税の扱い(税込・税別)も忘れずに確認しましょう。
3
支払い期日・方法
「毎月末締め・翌月末払い」など、いつ・どうやって支払われるかを明確にします。支払い口座の情報もこのタイミングで伝えましょう。
4
遅延損害金
支払いが遅れた場合のペナルティです。「支払期日の翌日から年利〇%の遅延損害金を請求できる」と入れておくことで、悪質な未払いへの抑止力になります。法定利率は年3%が目安です。
5
納品方法・納期
「Googleドキュメントで納品」「発注から〇営業日以内」など、納品の形式と期限を決めておきます。急な変更があった場合の対応についても触れておくと安心です。
6
修正対応の範囲・回数
修正は「納品後〇営業日以内の依頼・〇回まで無償対応」などと決めておきます。これがないと際限のない修正を無償で求められることがあります。
7
著作権の帰属
書いた記事の著作権を「クライアントに譲渡する」か「ライター側が保持する」かを明記します。多くの場合は報酬支払い完了をもってクライアントへ譲渡、という形式が一般的です。
8
秘密保持・契約期間・解除条件
業務上知り得た情報の守秘義務・契約の有効期間・契約を解除できる条件を明記します。特に継続案件の場合は「いつでも解除できる」「〇日前に通知する」などを決めておくとトラブルを防げます。
そのまま使える!Webライター向け業務委託契約書テンプレート
以下のテンプレートをコピーして、〔 〕内を実際の内容に書き換えてご使用ください。
※このテンプレートは一般的な業務委託契約を想定した参考例です。実際の取引内容に合わせてカスタマイズしてください。法的な効力の確認が必要な場合は、専門家にご相談ください。
📄 業務委託契約書(Webライター向けテンプレート)
業務委託契約書
〔クライアント氏名または会社名〕(以下「甲」)と〔ライター氏名〕(以下「乙」)は、以下のとおり業務委託契約を締結する。
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第1条(業務内容)
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甲は乙に対し、以下の業務を委託する。
・業務内容:〔例:Webメディアへの記事執筆(SEOライティング)〕
・対象媒体:〔例:〇〇株式会社が運営する〇〇メディア〕
・想定文字数:〔例:1記事あたり2,000〜3,000字程度〕
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第2条(報酬)
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甲は乙に対し、以下の報酬を支払う。
・報酬単価:〔例:1記事あたり金〇〇円(税込)〕
・精算方法:〔例:月末締め・翌月末払い〕
・支払方法:銀行振込(振込手数料は甲の負担とする)
・振込先:〔金融機関名・支店名・口座種別・口座番号・名義〕
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第3条(遅延損害金)
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甲が前条に定める支払期日までに報酬を支払わない場合、甲は乙に対し、支払期日の翌日から支払い完了日まで、未払い金額に対して年率3%の遅延損害金を支払うものとする。
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第4条(納品方法・納期)
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・納品形式:〔例:Googleドキュメントにてリンクを共有〕
・納期:〔例:発注日から〇営業日以内〕
・納品先:〔例:〇〇@example.com 宛にメールで連絡〕
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第5条(修正対応)
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・修正依頼の受付期限:納品後〔例:5営業日〕以内
・無償修正回数:〔例:2回まで〕
・上記を超える修正については、別途協議のうえ追加報酬を定める。
・ただし、乙の責に帰すべき事由による誤りの修正はこの限りではない。
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第6条(著作権)
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乙が本業務において作成した成果物の著作権は、甲による報酬の支払い完了をもって甲に譲渡されるものとする。ただし、乙は自己のポートフォリオ等において成果物の存在を示すことができる。
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第7条(秘密保持)
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乙は、本契約の履行にあたり知り得た甲の業務上の情報・機密情報を、正当な理由なく第三者に開示・漏洩してはならない。この義務は、契約終了後も存続するものとする。
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第8条(契約期間)
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本契約の有効期間は〔例:〇年〇月〇日〕から〔例:〇年〇月〇日〕までとする。ただし、期間満了の〔例:1ヶ月〕前までに甲乙いずれかから解除の申し出がない場合は、同条件にて自動更新されるものとする。
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第9条(契約解除)
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甲または乙は、相手方が本契約に違反した場合、〔例:14日〕前までに書面または電磁的方法による通知を行うことで、本契約を解除することができる。
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第10条(反社会的勢力の排除)
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甲および乙は、互いに反社会的勢力ではないことを表明し、将来にわたっても関係を持たないことを確約する。
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第11条(協議)
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本契約に定めのない事項または疑義が生じた場合は、甲乙誠意をもって協議し解決するものとする。
本契約の成立を証するため、本書を2通作成し、甲乙それぞれ署名のうえ、各1通を保有する。
〔契約締結日〕 〇〇〇〇年〇〇月〇〇日
甲(クライアント)
会社名または氏名:_____________
住所:___________________
署名:___________________
乙(ライター)
氏名:___________________
住所:___________________
署名:___________________
※ このテンプレートは参考例です。実際の取引内容に合わせてカスタマイズしてください。法的効力の確認が必要な場合は、弁護士等の専門家にご相談ください。
契約書をクライアントに送るときのポイント
テンプレートができたら、次は「どうやって送るか」です。
電子契約でOK——印刷・郵送は不要
契約書は紙で交わさなくてもOKです。メールやチャットツールで送り、双方が合意の返信をすれば法的な効力を持ちます。また、クラウドサインやDocuSignなどの電子署名サービスを使うと、より正式な形で締結できます。
初心者のうちは、WordまたはGoogleドキュメントで作成して、PDFにして送るだけで十分です。
送り方の例文
📝 契約書を送るときのメール例文
〇〇様
この度はお仕事をご依頼いただきありがとうございます。
業務を開始するにあたり、業務委託契約書を作成いたしました。
ご確認のうえ、内容にご同意いただけましたら、お名前と署名日をご記入の上ご返送ください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお申し付けください。
どうぞよろしくお願いいたします。
契約書を嫌がるクライアントへの対応
「契約書は必要ない」「信頼関係でやりましょう」と言うクライアントには、丁重にお断りするか、受注を再検討することをおすすめします。
良心的なクライアントは、契約書の提示を嫌がりません。むしろ「しっかりしているライターだ」と好印象を持つことが多いです。契約書を嫌がること自体が、注意サインと受け取っていいでしょう。
安全な案件探しに
仮払い制度があるクラウドワークスなら、契約書なしでも安心してスタートできる
クラウドワークスには、稼働前にクライアントが報酬を仮払いするシステムがあります。個人でいきなり契約書のやり取りをするのがハードルに感じるなら、まずはCWで実績を積みながら契約書の書き方に慣れていくのもおすすめです。
- 稼働前の仮払い制度で未払いリスクを大幅カット
- 日本最大級・480万人以上が利用する信頼のプラットフォーム
- 会員登録は完全無料・250種類以上の仕事から選べる
契約書を使うときに注意しておきたいこと
⚠ 注意点まとめ
- 相手の会社名・本名を必ず確認する——契約書があっても、相手が匿名・ニックネームだと追跡できません。「甲」に入る会社名・代表者名・住所は必ず実在する情報かどうか確認しましょう
- テンプレートはカスタマイズして使う——案件によって業務内容・単価・修正回数は異なります。毎回コピペするのではなく、その案件に合わせて内容を書き換えてから送りましょう
- 契約書は双方が署名したものを必ず保管する——メールのやり取りも含めて保存しておきましょう。「契約した・していない」のトラブル防止になります
- 著作権の扱いは特に注意——「著作権はクライアントに帰属する」とする場合は、ポートフォリオへの掲載可否も合わせて確認しておきましょう
- 法的な確認が必要な場合は専門家へ——このテンプレートは参考例です。高額案件や長期契約の場合は、弁護士や行政書士に確認することをおすすめします
🩺 元看護師ライターとして思うこと
看護師時代、インフォームドコンセント(説明と同意)の大切さを日々実感していました。患者さんに十分な説明をして、納得して同意いただくことが信頼関係の基本。それはライターとクライアントの間でも同じだと思います。契約書は「書面による同意」です。面倒くさがらず、丁寧に進めることがお互いのためになります。
契約・ライティングを基礎から学ぶなら
仕事の受け方・契約の基本もまとめて学べるスクールもあります
「独学で契約書の書き方を覚えるのは不安…」という方には、プロに体系的に教わる方法もあります。わたしは独学でしたが、今思えば最初からスクールで学んでいたら、もっと早く自信を持って仕事ができたと感じています。
- マンツーマンのオンラインレッスンでSEOライティングの基礎が学べる
- 案件獲得保証つきで、実際の仕事を通じて実力がつく
- オーダーメイドカリキュラムで自分のペースで学べる
- 24時間LINEで担当講師に相談できるサポートつき
📝 まとめ:契約書は「自分を守る最初の一歩」
この記事のポイント
- Webライターに契約書は必須——未払い・修正トラブル・著作権問題を防ぐ
- 必ず入れるべき項目は8つ(業務内容・報酬・支払期日・遅延損害金・納品・修正・著作権・秘密保持)
- 相手の会社名・本名・住所を契約書に入れることが最大の抑止力
- 契約書を嫌がるクライアントは要注意サイン
- 電子でのやり取りでOK・PDFで送るだけで十分
最後にひとこと
「契約書を出したら相手に失礼かな」と思う必要はありません。プロとして仕事をする以上、契約書は当たり前の準備です。むしろ用意できるライターのほうが、クライアントから信頼されます。
看護師として「記録を残すこと」の大切さを知っているあなたなら、きっと丁寧に進められます。このテンプレートをぜひ活用してみてください。
まずは無料で始めてみる
案件を探しながら実践で学ぶか、スクールで基礎から学ぶか。
どちらも無料でスタートできます。